前回の記事はコチラ⏩️5歳・3歳と行くフランス・イギリス【準備編】日程・ルート・フライトをどう決めた?
今回は羽田空港からフランスのシャルル・ド・ゴール空港へ向かう、子連れ14時間半フライトの体験記。
この旅の一番の不安であった子連れでの長距離フライト。「泣きやまなかったらどうしよう」「飽きちゃったらどうする?」と不安はつきない。でも実際に体験してみると、想像していたよりも静かで、大人しく乗っていました。事前に準備して良かったものや、これは要らなかったなと思うものまで、お話します。
これから子連れで長距離フライトを予定している方の参考になれば嬉しいです✈️

離陸前にキッズスペースで遊ぶ!
出発予定時刻の2時間半前に羽田空港第3ターミナルに到着しました。機械でチェックインを済ませて大きな荷物を預けたら、搭乗時刻までフリータイム!デッキで飛行機を見てから、搭乗口近くにあるキッズスペースに移動。端の方だったので無料電動カートに乗せてもらいました。子供達大喜び。

キッズスペースには登れる富士山やお山、床に液晶が埋め込まれ、サッカーゲームが楽しめるようになっていました⚽️

ここで1時間ほど思い切り遊ばせたのが大正解で次男は離陸直前にお昼寝開始。約1時間眠ってくれました。
最初の機内食とエンタメ事情
出発時刻はAM10:20。機内への案内は予定時刻より過ぎたものの、大きく遅延することなく10:30過ぎにお空へ向けて出発進行。「飛行機の中で見れるよ」と長男に言い続けていた「ドラえもん のび太の絵世界物語」を早速つけて、大喜びで見ていました。
序盤は落ち着いたスタートとなり、ホッとひと安心でした。
12:00前に最初の機内食が配られました。まずは子供用にお願いしていたキッズメニューを持ってきてくれました。

ミートボールのくまちゃん、にんじんの飛行機など見た目も可愛らしい♪夜ご飯になる3回目の機内食の時間が到着2時間前と遅いので、量が多めで助かりました。
大人のご飯も事前に有料機内食を予約。追加料金3,000円で和食(鰻)にしました。

周りより早く提供され、鰻好きの私には最高のご褒美でした。長時間フライトを乗り切るモチベーションにもなり、「これは全然アリ」と思える内容でした。
食後のデザートはハーゲンダッツ♡

JAL機内限定の苺のミルクプディング🍓限定フレーバーはテンションがあがます!ちょっと甘さが強かったので、長男が食べきれず‥大人が美味しくいただきました( ̄ー ̄)
ドリンクも種類豊富でしたが、JALのぶどうともものジュースが大好きなので、そればかり飲んでいました🍑
機内エンターテイメントを堪能
今回乗ったのは、JAL45。A350-1000という機体。座席は3列シートだったので、3席並び+通路挟んで1席で取りました。座席のモニターが大きく、座席も広め。ビジネスやプレミアムエコノミーも素敵でしょうが、エコノミー席でも十分と感じるほど。長時間フライトでも快適でした。
もっとも有り難かったのは、Bluetoothで自分のイヤフォンと接続ができたこと!長男には予めイヤフォンを慣らしておいたので、嫌がることなく使うことが出来ました。使い捨てのヘッドフォンも勿論準備してあるけど、有線だし、頭が痛くなるので使いたくなく‥。こういったストレスがなくなるだけで長時間フライトが楽になるなぁと思いました。
また、席には枕があり腰に置いて座っていると、痛くなることはありませんでした。旅系インスタグラマーから必須と聞いていたH型ネックピローも準備していたのですが、枕があったので無くても良かったです(^_^;)
子供達が静かなうちに大人も映画三昧。大好きな坂元裕二さん脚本の「片思い世界」、「FIRST KISS」を見ました🎥映画館で観たいと思いつつ、時間が作れなかったので飛行機で観れて嬉しかった〜☆

終わらない夕焼けと北極圏の景色に感動
長男が窓際席に座っていたので、お外の景色も楽しめました♪印象に残った景色の1つはアラスカの夕焼け空。

日本時間の16:00前から見えた夕焼けは、1時間以上続く“終わらない夕焼け”。まさに「赤」の太陽が空をオレンジ色に染めていて、思わず窓に釘付けになりました。

さらに19:00頃、北極圏を飛行中に下を見ると氷の世界が広がっていました。まさに絶景。

飛行機だからこそ出会える特別な景色にとっても感動しました。長男は「さっき夕方だったのに、また昼間?19:00なのに空が明るいね」と不思議そうに眺めていました。
2回目の機内食と中盤の山場
18:40ごろ、2回目の機内食(軽食)が来ました。大人も子どもパンでしたが、子供用にはチョコが入っていました。

この頃、長男は繰り返し見ていたドラえもん映画から Youtube のオフライン動画タイムに。このフライトのために Amazon Kindle Fire と SDカードを買って、子供たちの好きな動画を沢山ダウンロードしておきました。
Youtube 動画をダウンロードするために、Youtube Premium会員になる必要があったので旅行前に加入しました。通常1ヶ月は無料だと思いますが、私は楽天モバイルユーザだったので3ヶ月分無料で登録できました。ラッキーでした★
次男は動画に飽きて私の膝の上で立ったり、夫の席(通路挟んで隣)と行き来したりと落ち着きがない様子。飛行機乗って8時間ほど経過していたので仕方ないよね、と割り切りました。
新しい動画であれば興味を惹けるかも!と機内Wi-Fiの接続を試すことに‥結果、繋がらず。案内を見たら北極圏〜グリーンランドを出るまで繋がりにくい地域になっていました。そりゃそうよね。「もっと早く使っておけばよかった…」と軽く後悔しました。。
就寝ラッシュ!3回目の機内食と到着まであと少し
次男は夫の膝抱っこで落ち着き、泣くこともなく20:30にスッと就寝。21:15には長男も眠ってくれて、ようやくひと息つけました。
22:00頃、3回目の機内食が来ました。想像以上に子どもの食事はがっつり出てきました。

ヨーグルト、バナナ、サンドイッチ、フルーツに

焼きおにぎり、ミートグラタン、焼売やエビ。ありがたいけど、子供達は既に眠っていて食べられず…。正直、子供用の食事は2回目のタイミングで出してくれたら良いのになぁと思いました。22:00なんて寝ちゃってる子のが多いような‥。
大人の食事は軽め。


小海老と野菜の塩そばがメインで、サラダとパンナコッタが付いていました。味はまぁまぁ。
子供達は到着まで寝続けるかな?と思いきや、長男は明るさに負けて22:40に起床。眠気と戦いながらも、もうすぐ到着とわかり、目が冴えた様子。長時間フライトに文句も言わず、本当によく頑張ってくれました。
14時間フライトを終えての正直な感想
着陸20分前から高度を下げ始めました。12,500mからの下降は下がる感覚が強くあり、これが苦手な私は手汗が💦逆に子供達は何とも思っていないようで、安心しました。耳が痛いとも一度も言わなかった。
予定より15分早いフランス時間で17:40(日本時間ではAM0:40)に到着しました。結局、次男は泣くことも大騒ぎすることもなく、無事にフランスに着けました。正直、びっくり。そして心底、安心しました。
結果として、我が家の14時間フライトは「想像より大変ではなかった」です。長男は「あっという間だったね!」と笑い、次男は「飛行機大きいね!また乗りたいね!」とニッコニコ。ただただ凄い。
私も飛行機は苦手で極力乗りたくないのだけど、揺れも少なかったし、インフルやコロナ、アデノで子ども2人のワンオペ看病を5日間した時の辛さと比較すれば、全然苦じゃ無かったです。笑

まとめ:子連れでも乗り切れる!
不安でいっぱいだった子連れ長距離フライト。でも実際には、キッズメニューや機内エンタメ、タブレットの準備で十分、乗り切ることができました。他にも、絵本や塗り絵を隠し持っていましたが、我が子は全然やらなかったです。
「飛行時間がまだ8時間もある…」と気持ちが落ちた瞬間もありましたが、映画や景色に気を取られているうちに、気づけば到着。子どもたちも「楽しかった」と言ってくれて、思い切って良かったな、と良い経験になりました。「案ずるより産むが易し」ということわざがピッタリなフライト体験でした✈️
次回はパリ到着編です🇫🇷